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[62]マルハン
emoji[clock]06/04 15:52
‡マル&鷹の交換日記‡


(しかし、俺もハンターの端くれ、やってやるぜ!!)
と決意を固め、暴れる猿に突っ込み…
マルの太刀が、ドドブランゴの尻尾をとらえ様とした時…

ドスン
揺れる地面…
見えないスピードで納刀される刀!!

その揺れるマルを、ドドブランゴのバックステップが襲い、転がるマル

鷹「あ〜ドドブランゴ、シビレ罠にかかっちゃったよ」
マル「あ〜そう!!俺間に合わないから、宜しく…」
と言いながら、起き上がったマルは、腰に手を当て、回復薬Gを一気に2本飲み干した…

鷹は、大剣を担ぎ上げ、力を溜めながら、その様子を目尻にとらえ…
(オッサンやな…)
って思いながら、強烈な一撃が再び、ドドブランゴに降り下ろされ、薙ぎ払った後、再び溜めていると…

目の前には、シビレ罠から、解放され、頭を振るドドブランゴ…

まだ、大丈夫…もう少し…「ガ!!」
怒りと共に、ドドブランゴの右フックが、鷹の体を根こそぎもっていった!

マル「フハハハ鷹、欲張り過ぎは、ダメだぜ!
この展開が解ってたら、回復薬G飲むの待って粉塵飲んだのにな

鷹「何言ってんだよ!!マルが、2本も飲んで、攻撃出来ない分、俺がダメージ稼がなきゃって思ったからだろ!」

マル「あっ、成る程!!
了解了解
ブランゴも片付いたし、こっからが本番よ!」

と言った時、ドドブランゴは何かを思い出したかの様に、テクテク歩き出し、
大きく身を屈めたかと思った瞬間、空高く消えて行った…

それはまるで、本当の地獄を見たければ、更なる高みへと登って来い!!
と2人の新米ハンターに促しているかの様に…

2人のハンターは、静寂の雪原で、刀を研ぎながら、無言で同じ事を思っていた…

(猿に閃光玉は、アカン!!)
そして再び、ドドブランゴの待つ高みへと走りだすのであった…

5話目終了


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